【市民公開講座】命を救おう!~あなたにもできるちょっとした勇気~

市民公開講座 開催レポート
2018年8月18日(土)第86回市民公開講座を開催しました。今回のテーマは「命を救おう!~あなたにもできるちょっとした勇気~」です。講師は、地域の高校生へ心肺蘇生法を講演するなど院内外で幅広く活躍する看護係長の天野米香です。
当日は暑い中、36名の方にご参加いただきました。
人は心肺停止になってから8分経過することで救命率が20%以下となります。救急車の要請から現場到着までは全国平均で約8分かかります。天野看護師からは、この講演を通して、心肺停止となった人を救うため、この8分の間に周りにいる人達が、1分でも1秒でも早く「勇気を出して行動できること」を記憶に残してほしいと説明がありました。
「勇気を出して行動できること」=「人命を救うために今日覚えてほしいこと」として
①胸骨圧迫法と②AEDについてのお話がありました。
①胸骨圧迫法は、1分間に100~120回の圧迫が必要です。圧迫するリズムは、童謡の「うさぎとかめ」などのリズムをイメージして行うとよいです。
②AEDは、automated(自動化された)external(体外式の)defibrillator(除細動器)の略名で、愛知万博をきっかけに全国的に普及が高まりました。目の前で倒れた人を見たら、まず心停止を疑い救命活動(胸骨圧迫法とAEDの使用)を開始することが重要です。最も会場の反応があったのは、身近なデンパーク・堀内公園・総合運動公園・安城駅・新安城駅など人の集まる場所へのAED設置状況についてでした。
そして、当院の基本理念である「地域住民の健康と幸福に寄与します」の具体的な活動として行っている、近隣の高校生を対象「心肺蘇生講習会」紹介です。この取り組みは、4年間で計8校へ訪問し、約1,800人の生徒へ心肺蘇生法が伝搬されました。
最後に、高校生や今日の参加者にもできる「ちょっとした勇気」によって、西三河全体の救命率向上に繋がることを願っていると語り、会が締めくくられました。
アンケートには「講演がとてもわかりやすく、楽しく勉強になりました。」「ちょっとした勇気の大切さを心がけたい。」「何かあったら勇気を出して行動したい」など感想をいただきました。参加された方は、講演内で紹介された具体的な映像や安城市の資料などの説明から「ちょっとした勇気」を心に秘めた表情で帰路につかれました。
市民公開講座は、患者さん・地域の皆さんと病院スタッフが交流できる貴重な場にもなっています。次回の市民公開講座は9月15日(土)理学療法士 鬼頭有子より「がんのリハビリテーション障害を抱えてもあきらめず、より良い生活を送れるように~」を講演いたします。事前申し込みは不要ですので、ぜひ皆さんのお越しをお待ちしております。
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